2023年に「会津 心臓病・心血管疾患 研究会」の分科会として不整脈治療の進歩と発展、普及を目的と致しました研究会 Aizu Catheter ABlation Conference(ACABC)を立ち上げました。多くのご参加を賜り、盛会に開催することができましたことを心より感謝申し上げます。
さて今年も、「第4回Aizu Catheter ABlation Conference(ACABC)」を会津若松にて行う運びとなりました。不整脈治療の学術的、実践的進歩と発展を図ることを目標に、症例検討会、講演会、ライブデモンストレーション等を開催することにより、地域の不整脈治療に携わる先生方に最善最良の診断や治療技術を学んでいただくこと、また地域の先生方に、われわれが日ごろから取り組んでいる不整脈治療の現状と最新技術についてご紹介することを目的としております。
近年、パルスフィールドアブレーションや三次元マッピングシステムの進歩により、カテーテルアブレーションの裾野は広がり、治療の標準化がなされてきました。一方、局所電位を詳細に評価し治療することでしか効果が得られないケースも少なくありません。ACABCでは、電気生理学的な評価に基づいた、高周波アブレーションによる1点1点の治療を大事していきたいと考えております。
Aizu Catheter ABlation Conference(ACABC)は会津の民芸玩具「赤べこ」となるように名付けました。赤べこは、牛が身代わりとなり病気から守ってくれるという、厄除けのお守りとして会津の人々に古くから愛されてきました。不整脈で苦しむ患者様への一助となることを、本会の活動の目的としていく所存です。
本研究会が、実り多く、有意義な会になれば幸いです。是非、会員のみならず、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
2026年4月吉日
Aizu Catheter ABlation Conference(ACABC)
代表世話人 里見 和浩
(東京医科大学病院)
この度、第4回の開催となりますAizu Catheter ABlation Conference (ACABC) Liveの大会長を務めさせていただく、さいたま赤十字病院の稲葉と申します。
本年9月で、日本における心房細動に対するPulsed Field Ablation(PFA)導入から、早2年になります。当初はその有用性、安全性、効率性に関する先行研究のデータから極めて高い期待がなされており、また実際有益なデバイスであることはよく理解されていますが、従来の熱エネルギーアブレーションと異なる、PFA独自の様々な問題もわかってきています。また、治療ツールとしてのPFAの開始は、あくまで新しいエネルギー源が使用可能となったというのみであり、不整脈の診断や、治療戦略、至適通電部位の同定などに関しては、まだまだ解決すべき問題が多く残っているのが現状です。本大会では、電気生理学の最新トピックや、各PFAデバイスに関する知見を講演ベースで学びながら、ACABCが重要視してきた、治療戦略、電位の解釈や電気生理的知見などを、症例ライブデモンストレーションベースに議論を深められればと思います。また、アブレーション以外に、近年本邦でもその重要性が認識されている左心耳閉鎖に関してもセッションを追加しており、多角的に不整脈診療のディスカッションができるよう企画しています。
ライブのオペレーターには、代表世話人の里見和浩教授に難治性心房細動症例、災害医療センターの白井康大先生に難治性心室期外収縮症例の術者をお願いしています。
本年も、会津若松の地で、またはWEBで、先生方と熱いディスカッションができることを楽しみにしています。
Aizu Catheter ABlation Conference(ACABC)
当番世話人 稲葉 理
(さいたま赤十字病院)